2015年3月8日日曜日

吉田稔麿(瀬戸康史)江戸へ(花燃ゆ 3月8日)

吉田松陰の松下村塾はますます賑わい、
毎日若者の激しい議論が飛び交っていた。

何よりも、こころざし(志)を持つこと、それ
がどんな志なのか、その決意は如何程の
ものなのかを真剣に議論していた。

一方、長州藩の重役椋梨は、それを快く
思ってはいなかった。

吉田稔麿は、松下村塾で学ぶに連れどう
しても江戸に行って学びたいと文(井上真
央)に漏らした。
文は松蔭にそのことを伝え、また叔父の
玉木文の進(奥田瑛二)にも話をした。

吉田松陰は藩に願書を上げ、玉木も吉田
稔麿の江戸行きについて推挙した。

しかし、重役椋梨藤太(内藤剛志)は、小田
村伊之助(大沢たかお)を通じて却下を伝
えた。

久坂玄瑞(東出昌大)、高杉晋作(高良健
吾)、伊藤利助(劇団ひとり)など吉田松陰
の門下生は納得できず、明倫館に押しか
けて談判をした。

ちょうどその場に視察に来ていた藩主毛利
敬親(北大路欣也)が塾生たちの訴えを聞
いた。

意欲があるもの優れたものを江戸に派遣す
ることに異議のない敬親は、吉田稔麿の江
戸行きを許した。

椋梨藤太は、小田村伊之助が吉田稔麿の
江戸行きに対して甘い態度をとったことを
叱責したが、伊之助は、将来のために恩を
売ることも時には必要として、恭順の意を
示しながらも柔らかく反論した。

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