2015年1月8日木曜日

マッサン(玉山鉄二)のあんぽんたん

今日はマッサンがエリーに「あんぽんたん」と言われてしまいました。

北海道の余市町に漁場を開く漁師の親方「森野熊虎」に飲みに行こうと連れて行かれた先は、鰊番屋で、森野熊虎はここの親方でした。

当時の鰊番屋の親方といえば、ものすごいお金持ちで、ニシンがいくらでもとれたものだから、使い切れないほどお金がありました。

そのため気性は奔放で気前がとてもよい人でした。

やん衆仲間にウイスキーを振る舞ったマッサンは、ここでもがっかりしました。
やん衆のみんなは「こんなまずいもの飲めるか?」という感じで、森野の娘さんなんかはウイスキーを吐き出してしまいました。

次の日の朝、窓の外を眺めると、霧が発生していました。
近くの余市川にでかけ、その清流の味を確かめ、はしゃいで番屋に戻りました。

そして、マッサンはあの川の付近ならきっとピート(泥炭)があるだろうと確信し、森野の娘さんに案内を頼んで泥炭(ピート)を探しに出かけました。

そしてついに見つけたのです。霧、清流、ピート、そして気温、そこはまさにマッサンの求めていたスコットランドと同じ環境なのでした。

嬉しくなって、早速に、鴨居商店の社長に電話しました。
鴨居社長は、何処に行っていたのか連絡が取れなかったマッサンに、母が危篤である旨を伝えました。


マッサンはあわてて、広島竹原の亀山家に電話しました。
危篤の母(亀山早苗・泉ピン子)を看病していたエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)がでて、マッサンに言った最初の言葉が「あんぽんたん!!」でした。

「あんぽんたん」とは、私が子供の頃によく言われました。
なんとなくうっかり失敗した時に言われる言葉です。
「あほ!!」とか「ばか!!」とか言われるより、ずっと優しい言葉です。
なにか懐かしい言葉でした。



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