2015年2月14日土曜日

マッサン 九死に一生か、戦争特需(2月14日)

田中社長(西川きよし)がやってきたのは、本当は結婚式に出るためではなくて、政春(玉山鉄二)を励ますためにやってきたのであった。

なぜ、鴨居商店(堤真一)のウイスキーが売れて、政春のウイスキーが売れないのか、その違いは何なのか?政春は、その違いを「年月」と感じていた。鴨居商店には5年、10年、15年と自分自身が携わってきたものも含めて多くの種類とブレンドがあり、鴨居社長の手腕も優れていた。
それに対し、政春はまだ未熟であると気づいていた。

しかし、このままでは自分自身が会社から追い出され、ウイスキーづくりの夢は儚く夢と消えることを思えば、政春は決断せざるを得なかった。

身を切られるような思いで全社員を一同に集め、従業員解雇の発表をした。すべてが悲痛な面持ちでそれを聞き、すすり泣くものも数多かった。
俊夫(八嶋智人)は、「どこまでも社長についていきます」と政春をはげました。

ついに昭和16年12月8日 大本営発表がラジオから流れ日本は米国英国らを敵とする暗黒の太平洋戦争へと突き進むこととなった。

ある日、海軍将校が余市工場にやってきた。
ウイスキーを味見しながら、「こんなものでも良いか」といいながら、「海軍としてここのウイスキーをすべて買い上げる。今後共だ。」という突然の命令が下った。

とまどう政春たちであったが、とにかく会社の存続を免れ一旦解雇した社員を復帰させる可能性が出てきたことは、九死に一生を得た感があった。

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