2015年2月16日月曜日

井上真央の「花燃ゆ」(2月15日)寅次郎野山獄を出る

文(井上真央)は、兄梅太郎(原田泰造)と一緒に野山獄へ寅次郎(伊勢谷友介)に会いに行った。
寅次郎は自書した「福堂策」を二人に渡した。
それは、寅次郎がアメリカの書物で学んだ牢獄のあり方を述べたもので、懲らしめのためではなくて教育して新しい人間に生まれ変わらせて世に尽くさせることが国のためにも重要だと書かれていた。

この福堂策についていろいろな人から意見を聞いてきてくれと頼まれた文は、小田村伊之助にそれを渡す。
伊之助(大沢たかお)は、寅次郎のような逸材を牢獄に入れることは日本
の損失と、家老の強硬派椋梨(内藤剛志)などに寅次郎の出獄を願い出た。









さらに、江戸にいる桂小五郎(東山紀之)に働きかけ、ついには水戸のご老公まで動かした。

江戸からの圧力もあって長州藩の毛利敬親(北大路欣也)は、寅次郎の出獄を許した。





しかし、兄が迎えに行っても、父の杉百合之介(長塚京三)が迎えに行っても、寅次郎は、「福堂策」に示したことをこの牢獄で実践するため、一生をここで過ごすと言い放った。


しかし、野山獄に入っている獄囚たちは、寅次郎が獄囚となって1年後のある日、句会を開催して、寅次郎に対する別れの句を次々に詠んだ。
それでも獄にいたいという寅次郎を富永有隣(本田博太郎)などが「福堂策」が正しいかどうかはお前が獄を出て世に証明せよ」といわれ、獄を出た。

伊之助は家老の椋梨にお礼の挨拶に会いに行った時、椋梨から「お前は寅次郎の刀の鞘になれ」といわれた。
すなわち、寅次郎は抜身の刃をそのまま持ち歩いて、いつ刃を抜くかわからん人間だから、いつも監視して色とのことであった。

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