2015年4月3日金曜日

「まれ」 能登での生活

津村希(まれ)(松本来夢)はまだ小学生だ。
とっても真面目な女の子だ。
お父さんの津村徹(大泉洋)があまりにもヌケサクなので、お父さんのようには絶対ならないと自分に言い聞かせているようだ。
なぜなら、お父さんは東京で事業に失敗し、いつも実現しないアイデアを信じていろんな儲け話に手を出しては失敗し、自己破産をして、夜逃げ同然に能登半島の田舎にやってきたからだ。

能登半島にやってきても相変わらずお父さんは変な夢ばかり見ている。反省が全然ない。
時々反省して希たち家族に謝り出直しの決心を伝えるのだが、やはりその場限りの信用の置けない約束になってしまう。

しかし、お母さんの藍子(常盤貴子)がよく出来た妻で夫の悪行?に微笑みで接するようないい女性だ。
そんなお母さんとともに希はこの能登の田舎に一日も早く馴染もうとして田舎の方言を学んだりする。
しかしなかなか地元の人は馴染んでくれない。
ただ、興味深く津村一家を見ているだけ。

ひょんなことから下宿させてもらえることになった元民宿の桶作元治(田中泯)と文(田中裕子)と一緒に生活することになり、元治が生業としている能登に伝わる塩作り(塩田)の地道な真面目な生き方に共鳴する。

しかし、ある時驚くことが起きてしまった。
それはお祭りでした。
あの真面目なはずの、あの寡黙に塩田を続ける元治がなんとお祭り気違いだったとは。

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