安保法案が衆議院を通過しました。
これだけ国民の反対が多い仲、自民党は強行採決に踏み切りました。
どうしてここまでして、この法案を通そうとしたのでしょうか?
集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法案は16日午後の衆院本会議で自民、公明、次世代各党の賛成多数で可決され、衆院を通過した。審議継続を求める民主、維新、共産など野党5党は採決を退席した。安倍政権が最重要と位置づける同法案は9月27日までの今国会中の成立の公算が大きくなった。
日本経済新聞は、このように述べ、今国会中に成立の公算が強くなったと言っています。
この法案、私たち国民にとってどんな利益があるのでしょうか?
中国や韓国、第2次世界大戦で日本の侵略を受けた東南アジアの国々は、日本がまた昔のように機会を見て進出してくるのではないだろうかと不安な目で見ています。
日本は、自国を守ることが国是であり、米国の戦争に他所の国まで出かけて行って援助することはないと周辺の国々から歓迎されており、それだけに、日本は平和を保っていることが出来ました。
たまたま、北朝鮮がミサイルを撃ってきたり、中国が小さな島を支配しようとしたりはしますが、どちらかと言えばアメリカ向けのパフォーマンスの色彩が大きいような気がしていました。
しかし、今度はこの安保法案(戦争法案)を通したことによって世界の日本に対する見方が180度変わる可能性があります。
日本は平和な国から危険な国と見られる恐れがあります。
日本国民の私たちにとって、危険を自ら呼び込むような国にはなってほしくありません。
ところで、法案は参議院に送られて、もし、参議院で60日間で結論が出なかった場合には、否決とみなされ、衆議院で再度3分の2以上の多数で議決することによって、成立してしまうことになります。
現在の衆議院の構成は次のようになっています。
議員総数が474人
この内自民党公明党など与党系は326人
474人の3分の2は316議席です。
よって、与党系だけで優に3分の2は超えています。
安部首相のあの強引な手法では、当然、これを狙ってくることは明白です。
何とかして廃案に持ち込む方法はないのでしょうか。
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