2015年1月22日木曜日

「イスラム国」拘束の2人の命は、もう風前の灯火か?

「イスラム国」は、昨日世界中にビデオを流し湯川遥菜さんと後藤健二さんの殺害を予告しました。なんと卑劣なやり方でしょうか。

何とか助かってほしいと祈っています。


人質を取って国を脅す野蛮なテロに対し、アメリカ、イギリスなどは絶対にテロに屈しないと、問答無用の対応を行い、基本的に軍事作戦や救出作戦を展開するのが普通になっていますが、日本はまだまだ国の態度としてはあいまいな部分があります。


今回も「自己責任論」がネットなどで展開されていますが、2004年のときも同様の論議がありました。個人の責任で危険地帯に入ったのだから個人責任である。

危険な山に入ったり、荒れ狂う海に漕ぎ出したり、いろいろ危険な状況を承知で行動する人は、確かに自分の責任その通りですが、今回の場合のように「国」および日本の国民に対して脅しをかけてくるやり方は卑劣極まりないわけで、自己責任論が流れること自体が、同じ人間、同じ国民に対してとるべき態度や姿勢なのであろうかと、大いに疑問があり、疑問を通り越して悲しみと怒りを覚えます。

ただ、イスラム国が宗教的背景、政治的背景の中で日本を標的に選んできたというのは、重大です。安倍政権の集団的自衛権の推進や、中東における機雷除去、海賊対策、米英軍への後方支援などと無関係ではないような気がしています。


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