2015年1月7日水曜日

草彅剛の「銭の戦争」第1話

草彅扮する「白石富生」は、巨額のカネを動かす外資系証券会社に努め、実家の父の借金地獄の実情など全然知らずに、順風満帆の生活を送っていました。


恋人である青地梢との婚約が決まったその発表会は、多くの有名人を集めるほどの盛会を極めました。


そんなある日、実家の母「白石三保子」から、「父の工場が借金をして不渡りを出した」とのメールが入りました。その辺りの事情を全く知らなかった富生は、慌てて実家に戻ってみると、そこはもう大変な修羅場とかしていました。


日本でも30年前はサラ金の会社は、どこもヤクザのような取り立て屋を使っていて、職場にも押しかけられて困った人も多数いたはずですね。
おそらく、今でもあちこちで似たような事件が表面化せずに多数発生していることだろうと思います。

それはともかく、お父さんの白石孝夫が行方不明になってしまいました、探すあてもなく、そのうち取り立て屋が連帯保証人となっている富生を激しく追求します。やむなく貯金をすべて叩いて借金の一部を返済します。

家庭と母親と工場を救うためにはそれでも全然不足で、あちこちに借金を頼み込むが誰一人聞いてくれない状況になってしまいました。

そんな中、母親の三保子は、心労が重なって脳溢血で倒れてしまい病院に担ぎ込まれ意識不明の状態になってしまいます。

一方で会社に借金回収の電話は鳴りっぱなし。ついに会社は富生を退職させるように追い込みました。

その頃富生の高校の恩師である紺野先生は、親戚の借金500万円の肩代わりをさせられ悩んでいました。紺野先生の人が良いのにも呆れてしまいますが・・・


紺野先生には一人娘でしっかりものの未央という娘がいますが、勤め先で派遣を切られそうだというので、とても、借金の話を出来る状態ではありません。

富生は借りる先もなく途方に暮れ、ついにやけになったのか、母の三保子がいつもお参りに行っては御札を買ってくる神社に、カネを無心に行く始末。警察沙汰になったり、落ち込んで道端に座り込んでいたところに500円玉が一枚転がってきて、慌てて足で隠してしまう。

落とし主だった女性が、靴の下に隠したものを見せてと頼んでも全然取り合わない。これが後でわかったのだが、紺野先生の一人娘未央だったとは・・・

そんなおり、婚約者梢の祖母である大企業の会長青地早和子に呼び出され、1000万円で梢と別れてほしいと頼まれる。金の問題と恋人との付き合いは別だと言って一旦は拒否した富生だったのだが、自分の母親の病気回復が北海道の病院なら治るかもしれないと言われ、引き返して1000万円を梢と別れることを誓約して手に入れる。

しかし、その動静を探っていた取り立てのヤクザグループから暴行され、せっかくの1000万円まで奪われてしまう。

ここまでやるかとまで打ちのめされた富生は、おそらく復習の決心をしたのであろう。
父親の孝夫が橋の下で自殺していたのがみつかり、保険金もすべて解約済みで、ただ葬式代が係るだけという中、葬儀場には婚約パーティーとは正反対にわずかの弔問客しかおらずしかも借金取りや工場の従業員たちで、いずれもお金を目当てに来ているものばかりと感じられた富生は、葬儀場で元上司と喧嘩し、孝夫の遺影に向かって、灰をぶつけてしまう。

そして、集まっていた弔問客に対し「お前らに絶対に余るだけの金をこの場に積んで返してやる!!!」と公言するのだった。

一方、心配して駆けつけた恋人の梢が、1000万円の誓約書は、富生の本音でないことをわかりながら、何かの足しにしてほしいとお金を渡そうとするが、富生は「金を持っている奴は、その金で人を惨めにさせる。」といって、受け取らない。ついに梢はお金を富生の顔に投げつけて立ち去ってしまう。

さて、来週は一体どうなることやら。
ホームレスの爺さんと何かあるらしい。





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