エリーが忘れ物の弁当を持って、エマが通う教室へ訪問した際、エマの周りにいた子供たちに動揺が広がりました。
外人を見たことがない子供たちは、エリーの姿とエマを見比べ驚いた様子です。
男の子たちは、エリーとエマの親子関係に疑問を持ち、あからさまにエマをからかいます。
「お前は、本当は拾われた子供ではないのか?」と。
エマは言い返します。
「大きくなったら髪も黄色く目も蒼くなると」
帰ってきたエマと話をしたマッサンは、エマが、髪の色や眼の色がお母さんと違うことで、子供たちからいろいろ言われていることを知り、もうそろそろ本当のことを話すべきではないかと、思い始めています。
エマは、エリーが流産した時に、診療を受けたお医者さんから、もう子供は作れないといわれ、そのことをきっかけに、友であったキャサリンの案内で、教会から子供をもらい、自分の子として育ててきた子なのです。
その日、エマの同級生タケシとその父親がマッサンの番屋にやってきました。
タケシは頭に包帯を巻いています。
「父親は、タケシがエマに突き飛ばされて、頭をぶつけてけがをした」といいます。
そばで聞いていた森野熊虎は、「子供の問題に親が口を出すな!!」と怒ります。
しかし、父親は「実は、タケシにエマさんに謝らせに来たんだ」といいます。
「タケシがひどいことを言って申し訳ない。もう、決して言わせないから」と頭を下げ、「たけし!お前も謝れ」!!」と命じます。
タケシは、何も言わず身をひるがえして、外に逃げ帰ってしまいました。
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