そんな兄を見かねた文(井上真央)は、塾を開くことを薦め、自らすすんで塾生を集めることに奔走した。
そんな中、武士に憧れ外敵から日本を守ることを真剣に考える若者がいた。 その名を久坂玄瑞(東出昌大)といい、彼は、吉田寅次郎が長州国内で最も優れた人物であることを聞き、寅次郎に手紙を出す。
しかし、寅次郎はその手紙の内容に大変興味を示したものの、久坂玄瑞の考えが非常に軽薄であることを厳しく指摘する返事を書いて文に持たせた。
それを読んだ久坂玄瑞は激怒し、更に手紙を出す。だが、寅次郎は1月も返事をせず、久坂玄瑞がますます怒るように仕向けた。 寅次郎は、自分が一歩も表を有るけに身分であるだけに、久坂に出向いてもらうように仕向けたのかもしれない。
久坂はボロ屋に住み貧困であったがとにかく知的欲望は高く借金をして本を買っていたが、ついには本屋に断られてしまう。 その時に、その本屋に高杉晋作から本を借りるよう進められる。
一方、藩内では椋梨派(内藤剛志)が反対派を抑えるために、反対派と親交のある小田村伊之助(大沢たかお)を味方に取り込むことに成功する。
それは、寅次郎を野山獄から出すための条件でもあったし、伊之助にとってはやむを得ない選択であった。
伊之助の妻寿(ひさ=優香)は、藩の上級武士の妻たちとの交流が増え、着物の質や誂についていろいろ陰口を言われるが、それをうまくとりなした椋梨の妻(若村麻由美)に抱き込まれる形になった。
ところで、ついに怒り心頭に達した久坂玄瑞は木刀を持って杉家に乗り込み寅次郎を攻撃しようとするが、寅次郎にうまくあしらわれて、結果的に数人の若者たちとともに寅次郎のところで学ぶことになった。 そこに高杉晋作も噂を聞いて訪問してきたのだ。











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