あれ? いつの間に7年も経ったんだ。
希は17歳になった。ヒロインが子役の松本来夢ちゃんから土屋太鳳さんにバトンタッチがされた。
希は、能登で元気いっぱいに育っている。
山坂と海のきれいな道を自転車で自由に駆けまわっている。
時々日本海が広がって見える丘にやってきて大声で叫ぶのが楽しみになっている。
いつの間にか、お父さんの徹(大泉洋)は能登にはいない。
数年前に出稼ぎに行くと行って出て行ったきり帰ってこない。
今は東京あたりにいるということだが、容易に連絡がつかない様子だ。
それでも、妻の藍子(常盤貴子)は、ひょうひょうと下宿屋のおばあさん桶作文(田中裕子)について仕事を手伝っている。
子供の頃からの堅実な階段をのぼるため公務員を志望しアルバイトに精を出す希は、幼なじみの紺屋圭太(山崎賢人)に恋心を抱き、何とか会いたいと願っているようだ。
夏祭りにはきっと来てくれるだろうという思いがあったのか、キリコを担ぐことを決意する。
キリコとは、
キリコ
能登各地の夏から秋にかけての祭りは、神輿(みこし)のお供にキリコと呼ばれる巨大な御神灯が氏子たちによって威勢よく担ぎ出され、道中を練り歩きます。
0 件のコメント:
コメントを投稿