昨年平成26年の詐欺被害は559億円とのことで、一昨年をこえ、過去最高額を更新したといいます。
先日、札幌弁護士会主催の市民講座を聞いてきました。
札幌弁護士会では初めての試みということで、20人くらいの参加を予想していたといいますが、なんと、100名以上も来ていました。
内容は、悪徳商法の問題や、高齢者の財産管理の問題でしたが、大変関心のある人が多かったことを示していました。
ここでは、悪徳商法や特殊詐欺について書きますが、被害者は高齢者が圧倒的に多いといい、被害報告は平成19年に11万件、23年、15万件、26年は21万件ということです。
これが70歳以上の被害といいますから、すべての世代ではもっと多いということですね。
詐欺犯人や詐欺グループにとっては、高齢者、知的障碍者、精神障害者、未成年者などは絶好のターゲット。これらの方々は悪質業者から狙われていることを意識することが大事といわれます。
団塊の世代が2025年になると730万人が認知症高齢者になるといわれています。
ますます被害が増えることは必至。
悪徳業者の手口をきちんと学び、決して被害にあわないようにしてほしいとのことでした。
なぜ、老人が被害にあうのか、それは、老人が家にいる確率が高いからです。そして、お金を持っています。電話を片っ端からかけても100人のうち何人かは対応してもらえる確率が高いからあきらめずの電話をかけてきます。
しかも、老人は孤独の人も多く、やさしく話しかけられるとついつい話し上手に付け込まれてしまいます。
電話での勧誘が4分の1、家庭訪問詐欺8分の一、このほか、劇場型詐欺、代引き詐欺地うものがあります。
送り付け商法というのもあり、これは、カニなどを送り付け生ものだから返品は聞かないといって金を脅し取っていくやり方です。
とにかく、高齢者の3大不安に漬け込むやり方です。
その不安とは、
1 お金の問題
2 健康の問題
3 孤独の問題
これらの不安に漬け込んで答礼者をだます手口が横行しています。
近くであっても遠くであってもご自分のご家族に高齢者や知的障害、精神障害、未成年者がいる場合には十分注意してあげてほしいと思います。
そんな勉強をしてきました。
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