亀山政春(玉山鉄二)とエリーは、英一郎(浅香航大)の訃報を聞いて大阪行きの列車に乗った。
大阪では、鴨居の大将こと鴨居欣次郎(堤真一)がウイスキー工場で待っていた。
お悔やみを述べたあと、英一郎の仕込んだ原酒を3人で飲み合って、悲しみを分かち合った。
「どうだ、うまいか?」と鴨居。
「うまい」と政春、「おいしい」とエリーが言う。
「うそつけ!」と鴨居。「まだまだ若い、若すぎる、親より先に死ぬのが一番親不孝だ」と。
英一郎はこの工場で心臓発作で死んだという。一所懸命頑張って、決して北海道の政春が作るウイスキーに負けたくはないと。
「大将、丸瓶美味かった」と政春が言う。
「本当にまっさんがいてくれて、このウイスキーができた。マッサンおおかげだ、感謝している。」と涙ながらに語る鴨居欣次郎であった。
「マッサン、納得の行くウイスキーができたら、英一郎の墓に供えてやってくれ、
本当によく来てくれた。ありがとう。」
と鴨居。
食堂「いひのぼり」では、昔の馴染みだった人々が政春とエリーを歓迎した。
「大声で歌えば、忘れられる、酒をきゅ~と飲もう!」と。
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