このほど厚労省の調査によると、全国の2割の高齢者介護施設や病院で高齢者の虐待が行われまたその疑いがあることがわかりましたが、ひどいものですね。
虐待というのは暴力だけではなくて、言葉によるいじめとか、無視とか、高齢者の人格を傷つける行為全般ですが、どうしてこのようなことが起きるのか。
職員を採用するときに、「あなたは虐待しますか?」とか「あなたは高齢者は嫌いですか?」とか聞いたとしても、誰も「YES」とは答えるはずもなく、採用時に選別するのは不可能だと思います。
この点では、職員を教育していく以外になりませんね。
それと、職員を一人で対応させないことです。
どんな場合も、二人で高齢者を介護することで、お互い助けあうことができるし、何より苦労をわかちあうことが出来ます。さらに、人は他人の監視下に自ら望んで自分を置くことによって、きちんと怠けずにしっかりした仕事をしようという気持ちが出るものです。
職員の労働環境が悪いと、そのはけ口が虐待につながってしまう場合も指摘されています。
その点で、最大の問題点は、人員体制です。
きたない、きつい、臭い、安い、と言われる労働環境を改善することが急務です。
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