俊夫の話は、父親は物ごころつかないうちに死んだこと、母親も早くに死んで、一人ぐらしが多かったこと。
だから自分は夫婦が一緒にいることも、夫婦喧嘩をしているところも見たことはない、だから、不安でどう返事をしたらよいかわからない。
「そんなのいいわけだ」と、ハナ
やりとりしているうちに、ついに喧嘩になってしまった。
慌てて止めに入るマッサンとエリー
ハナが帰ろうとしているのを見て、慌てて俊夫が前を塞いで言った。
「ハナ、おれの嫁になれ!」と。
早速、二人はまっさんとエリーに熊虎の前に連れて行かれて、正式な挨拶をさせられるが、なかなかうまく話をできない俊夫に、しびれを切らした熊虎は、「釣りに行く」などとその場を離れようとする。
「おれとハナを夫婦にさせてやってください!!」とひれ伏して熊虎に頼む俊夫。
ついに俊夫とハナの婚約が成立。
その日は、前祝いとなってみんなが集まった。
その場に、床屋の中島さんが鴨居商店のウイスキーを持ってきた。
味見をしたとこと、みんなが旨いという。
マッサンは、すっかり鴨居商店に後れを取ってしまったことを悔しく思っていたであろう。
電話がなった。
鴨居の社長からであった。
「英一郎が死んだ」と。
(明日へ》
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