毎日若者の激しい議論が飛び交っていた。
何よりも、こころざし(志)を持つこと、それ
がどんな志なのか、その決意は如何程の
ものなのかを真剣に議論していた。
一方、長州藩の重役椋梨は、それを快く
思ってはいなかった。
吉田稔麿は、松下村塾で学ぶに連れどう
しても江戸に行って学びたいと文(井上真
央)に漏らした。
文は松蔭にそのことを伝え、また叔父の
玉木文の進(奥田瑛二)にも話をした。
吉田松陰は藩に願書を上げ、玉木も吉田
稔麿の江戸行きについて推挙した。
しかし、重役椋梨藤太(内藤剛志)は、小田
村伊之助(大沢たかお)を通じて却下を伝
えた。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhs56fswUZdtiXiAe6wWcgM7_YSrNH1etSH-iH5KLvo5eCb0NPYrUYA-WoLWtBhQw8TM-xvi1DZ4SHckbT20VYksX3EH5K3LPoC0hcHRmJaXUw0QtoWhR0BiE8GfitMpnWs6JW0u7jkaLE/s1600/2015-03-08+18.33.06.jpg)
吾)、伊藤利助(劇団ひとり)など吉田松陰
の門下生は納得できず、明倫館に押しか
けて談判をした。
ちょうどその場に視察に来ていた藩主毛利
敬親(北大路欣也)が塾生たちの訴えを聞
いた。
意欲があるもの優れたものを江戸に派遣す
ることに異議のない敬親は、吉田稔麿の江
戸行きを許した。
椋梨藤太は、小田村伊之助が吉田稔麿の
江戸行きに対して甘い態度をとったことを
叱責したが、伊之助は、将来のために恩を
売ることも時には必要として、恭順の意を
示しながらも柔らかく反論した。
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